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23日目 星空の下で [土佐 修行の国]

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雨のち曇り
6時起床。
賑やかおじさんは4時半に出発していた。
早いなぁ。
7時半出発。
今日もトリです。
トコトコ歩く。
打ち戻りなので、これから足摺に向かう人に順々に会います。
15人以上。
ほとんどが中高年の男性。
次に多いのは中高年の夫婦連れ。
若者は少ないです。
一度通った道ですが、あまり覚えていません。
時々、覚えている建物を見付けるとホッとします。
私が道を間違えたA地点にやってきました。
丁度、向こうからやってきた方がいまして、アスファルトに進もうとします。遍路道の方が楽しいとお勧めしようとすると、外国人でした。
「通しですか?」
我ながら何という第一声なのかと思いますが、お遍路同士の会話はこんなものです。
「ノージャパニーズ
はっきりしています。
話をするとドイツ人でした。
私の頭をしげしげ眺めて「オボウサン?」
思わず、
「そう(僧)です」
と答えそうになりました。小噺じゃないのだから。
遍路道を勧めて別れました。

トントンと歩いて、昨日、九州青年と出会ったスリーエフに戻ってきました。
スリーエフにはベンチが置いてあるので、お遍路に人気です。
ここでドリップ式のコーヒーを見付けました。
今までなぜこれに気が付かなかったのでしょう。
2カップで120円。
コンビニには熱々のお湯があります。
1カップで2杯分のコーヒーが飲めます。
コーヒーを飲むとホッとします。
ここでお弁当を食べていると同年代の女性に会いました。
彼女は区切り打ち。
土佐一ヶ国を廻るとのこと。
「昨日は何キロ歩いたの?」
「45キロの予定で」
「よ、45キロ。マラソンやん」
「ところが道を間違えて52キロ歩きました」
人それぞれです。
私は私のペースで歩きます。
本日は野宿の予定。
せっかく、重い野宿道具を担いでいるのだから、野宿しないと。
今日は野宿に適した場所が近くにあって、天気も良いです。
トイレも側にあり、ベストスポットです。
夕方に着き、暗くなる前に寝床の準備をします。
すると、神戸の自転車少年がやってきました。
彼とは太龍寺で会って、それからもちょいちょいすれ違っています。
ただ、歩きと自転車なのでペースが違いますのから、もう会うこともないと思っていました。
「なんでこんなとこにいんの?」
「自分、一旦用事で神戸に帰ってたんッス。また廻り始めまして。野宿ッスか」
「そう」
「自分、野宿したことないんッス」
「私はありんス」
「ここで一緒に野宿していいッスか」
「いいけど」
「野宿したいんッスけど、一人で野宿するの怖くて」
「ハハハ。すぐ慣れるよ。食料は?」
「ないッス。コンビニが5キロ先にありまして、そこにキャンプがあるんッス。そこで野宿したいんッスけど」
「したらいいやん」
「一人は怖くて」
「私は動かれんし」
「えー、どうしようかな」
散々迷いながらキャンプ場に向かって行きました。
私は寝袋に入ってゆっくり眠ります。

でも、野宿はどうしても眠りが浅くなりますね。ちょいちょい目覚めながら、もう大分寝たので朝かなと思って時計を見ると、23時でした。
「まだ23時か」
ノソノソと寝袋から出て、トイレに向かいます。
ヒョイッと夜空を見上げると満天の星空。
「わあ」
思わず声が出ます。
トイレから戻り、寝袋に入り、星空を眺めてながら、ゆっくり眠ります。
自転車少年もこの星空を見ているかな。

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コメント(2) 
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コメント 2

本多 真二

4月とはいえ、まだまだ寒い日が続きます。
特に今日(7日)は、冬の気候です。
野宿には大変厳しい条件ですので、
体調管理には十分気をつけてください。

by 本多 真二 (2010-04-07 21:52) 

杏

満天の星を見ながら眠る、のは野宿の醍醐味かも知れませんね。

実家は山の中ですが、星がとてもきれいです。
帰ると空を見上げて、思わず「わあ~」と言ってしまいます。
by 杏 (2010-04-08 00:33) 

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