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28日目 久万高原の講談会 [伊予 菩提の国]

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6時起床。
ササッと準備して、7時出発。
出る時に、女将さんが、
「歩き遍路の方に渡しているんです」
とおにぎり弁当と5円玉を持たせて下さる。
お弁当は昼ご飯に、5円玉はお賽銭に、とのこと。
有り難うございます。
国道をトコトコ歩く。
「おはようございます!」
子供達が元気に挨拶してくれるのが嬉しい。
私も人とすれ違う時には、笑顔で元気良く、挨拶しています。

ある日のこと。
私が下り坂を降りていると、下から小学生の男の子が自転車に乗って、坂を上がってきました。
坂がきついものですから、立ちこぎで上がってきます。
私は心の中で、
「頑張っているなぁ。近付いたら、頑張れって声を掛けよう」
と思いながら、坂を降りて行きました。
すると男の子が、
「ハァハァハァ。こんにちは」
「こんにちは」
「頑張って下さい」
先に言われてしまいました。
こういう挨拶があると非常に嬉しいのですが、中には一切挨拶をしない方もいます。
私が、
「こんにちは」
と声を掛けても、挨拶も返しませんし、目も合わせません。
「あれ。聞こえなかったのかな」
と思い、さらに大きな声で、
「こんにちは」
と言っても同じこと。
そんな方もちょいちょいいます。
そういう町に限って、町のあちこちに「挨拶推進運動の町」という看板が立てられているのですね。
標語がそこかしこに書かれていまして、
「挨拶はしてもされても嬉しいもの」
「こんにちはさようならなぜ言わないの」
とか。
で、そういう標語の端に、
「毎月20日は挨拶デー」と書かれていまして、
「ああ、今日は20日じゃないしな。仕方がないか」
と思うのでした。

休憩所で休みながら、毎週恒例の四国放送「土曜生ワイド」に電話出演。四国放送は大阪でも聞こえるそうですね。
「毎週、聞いています」
というメッセージを頂きました。
皆さんもぜひダイヤルを合わして下さいね。

テクテク歩いて、十夜ヶ橋。
ここは別格霊場の一つです。
お大師さんが橋の下で野宿をしていたら、橋の上を歩く人の杖の音がうるさくては、なかなか眠れない。一夜が十夜のように長く感じたという逸話が残っています。
そうですから、現代でも、お遍路さんは、橋の上では決して杖を突きません。
橋の下にはお大師さんが寝ておりますので。
また、お遍路で野宿をするのは、お大師さんからの伝統を受け継いでいると言えなくもないです。
ここをお参りしてから野宿道具を宅急便で大阪に送り返しました。
野宿を楽しみながらの遍路をして1ヶ月。
野宿の聖地を訪れて納得したのと、荷物が重く、肩が痛くなってきたのと、二つの理由で荷物を送り返しました。
これで3キロ軽くなりました。
それでも7キロあります。
何がこんなに重いのだろう。
宅急便を送り返して、バックパックを背負うと、凄く軽いです。
羽根が生えたようにスタスタ歩けます。
しばらく歩いて、ハッと気付きました。
寝袋やエアーマットは送りましたが、枕だけ送るのを忘れていました。
嗚呼。
枕だけあっても仕方がないや。
これだけ送り返すのも、また送料が掛かります。
しばらく持ち運ぶことにします。
スタスタ歩いていると、身体が軽い荷物に慣れ、徐々に荷物が重く感じます。
多分、枕です。
枕の分が重いのです。

歩いていると、買い物帰りのお婆さんが、
「お四国ですか?」

私は自分のことを、お遍路と言いますが、四国の方は、お遍路とよりも、お四国と仰います。
意味は同じです。

お婆さんは、買い物袋の中の、バナナを2本千切って、
「どうぞ」
「有り難うございます」
大洲城を過ぎて、喜多山駅のコンビニまで歩きました。
今日はここまでです。
浄福寺ご住職が車で迎えに来て下さいます。
浄福寺は久万高原にある臨済宗のお寺です。
因みに、八十八ヶ所の内で、十番切幡寺と三十三番雪蹊寺が臨済宗のお寺です。
ネットを通じて、ご連絡を頂き、今夜、このお寺で講談会を開かせて頂けることになりました。
有り難いですね。

ご住職の車に乗り込んで、喋りながら、久万高原に向かいます。
クマコウゲンと読みます。熊は住んでいないそうです。

車中、ご住職のお話が面白い。
30過ぎとお若いのに、博学で、次々と興味深い話題が飛び出してきます。
そんな時に、私の携帯電話が鳴りました。
四国放送ラジオの電話出演です。
今回は、「春はお遍路特集」で、スタジオには、100回以上回った先達(せんだつ)さんもいます。

八十八ヶ所を四回以上回ると、先達の試験を受けることが出来て、試験に通ると、お遍路さんを引率して、お寺を回ることが出来るそうです。

しばらく、電話でお遍路おもしろ話を喋ります。
喋り終えて、車に戻ると、カーラジオで今の番組を聞いていたご住職が驚いています。
「南湖さんは有名な方だったんですね」
「そんなことないですよ」

古岩屋温泉に連れて行って下さいました。
良いお湯です。
徳島で5日連続で温泉に入っていた頃が懐かしい。
久しぶりの温泉です。

温泉から上がり、お寺に参ります。
久万高原には煙草畑が広がっています。
初めて見ました。

お寺にはポニーやウサギがいます。
大きなイチョウの木もあります。
ご家族と一緒に夕食を頂きます。
精進料理ではなく、焼き肉です。
お遍路に出てから焼き肉は初めてです。
以前、九州青年と、
「焼き肉食べたいなぁ」
とよく語り合っていました。
途中、焼き肉食べ放題千円という店も見付けたのですが潰れていました。
久しぶりの焼き肉は飛び上がる程、嬉しいですね。
喜んで頂きます。
話を聞きますと、末っ子のお名前が「旭南」と書くそうで、どことなく、私の名前とよく似ています。

食事が終わってから、講談会。
地元の方に、大勢集まって頂きました。
有り難うございます。
たっぷり一時間。
講談をさせて頂きました。
全員、講談を生で聞くのは初めての中、皆さん、口々に、
「楽しかった」
と言うながら、帰って行かれました。

有り難うございました。
この辺りは、自然豊かな所ですから、亀虫がたくさんいます。
私の実家にも、亀虫はよく出てきて、別名屁こき虫と言って嫌いでした。
ラオスでは亀虫を食べるんですけどね。
あの香りが人気だそうです。

このお寺にもたくさんいます。
この辺りでは亀虫のことを「じゃこ」と言うそうです。
ひょっとして、宇和島で食べたじゃこ天というのは、まさか……。

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