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16日目 坂本龍馬とお龍 [土佐 修行の国]

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晴れ、一時小雨。
6時起床。
7時出発。
三十番善楽寺を打ってスタート。
トコトコ歩く。
午前中は実に調子が良い。
三十一番竹林寺。
山の上にあります。山の上にあるお寺、多いですね。
植物園の中に遍路道があります。
花が綺麗に咲いているので、花を愛でながら、お寺へ。
九州青年に追い付く。
庭園、宝物館を見学。
九州青年より先にトコトコ進む。
今日も風は強いですが追い風なので楽です。
良心市で採れたてイチゴ買って食べます。200円。
サンガリアの自動販売機が多い。
武市半平太の旧宅とお墓を見学。
三十二番禅師峰寺。
ここも山。
狸大師がいます。
さて、土佐と言えば、坂本龍馬。
いよいよ龍馬に会いに行くぜよ。
ちなみに、九州青年は高知の夜の街に行くそうです。
現代のお龍さんを探しに行くのかも。
「白衣は?」
「脱ぎますよ」
そらそうですよね。

三十三番に行くには、二通りの方法があります。
無料の渡し舟に乗るか、浦戸大橋を渡るか。
交通機関を一切使わない歩き遍路でも、渡し舟だけは使う方が多いです。
お大師様も渡し舟には乗ったでしょうし。
私は桂浜に行くので、橋を渡った方が近いです。
橋を歩き始めましたがすぐに後悔しました。
橋が長くて、高い。
高所恐怖症なので、こういう高いところは苦手です。
通天閣も苦手なんです。
通天閣の80倍怖いです。
橋の真ん中を歩きたいのですが、真ん中は車がビュンビュン走っています。
歩道が50センチしかありません。
右によろめくと海に真っ逆様。
海のもずくとなります。もずくは食べ物ですね。
海の藻屑となります。
左によろめくと車にひかれます。
立ち止まるのも怖い。
歩き続けます。
何とか渡りましたが、二度と歩きたくない道です。
桂浜は人が一杯。
春休みですからね。
龍馬は高く、大きいです。
龍馬の視線の先には室戸岬の中岡慎太郎がいます。
三十三歳で亡くなった龍馬と三十で亡くなった中岡慎太郎。
三十六歳の私が見つめます。
本当は三十三番に向かいたいのですが、ここまで来たら坂本龍馬記念館に寄りたいです。
入館料。
龍馬の手紙などを見学。
その後、三十三番雪蹊寺へ。
通夜堂をお借りします。
通夜堂は6畳ぐらいの板の間。電球があります。雨戸も締まります。マットを敷いて、寝袋の中に入ります。夜は冷えます。
シーンと静まり返る中、ぐっすり眠ります。


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15日目 絵金蔵とオランダ人 [土佐 修行の国]

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晴れ、一時小雨。
6時半起床。
善根宿の壁に掛かっている温度計では気温8度。
寝袋から出にくい。
九州青年は先に出発。
私は8時出発。
コンビニでおいなりさんを買う。
これが朝食。

遍路中の食事で一番多いのがスーパーで買ったパンです。
五つ入って150円とか。
これが日持ちして、軽くて美味しい。
さらに、シールを集めるとお皿が貰えます。
遍路中はいらないけど。他にはバナナ。
高カロリーで栄養があります。
でも、重い。
4本150円ぐらいでお得ですが重い。
スーパーに寄った時は野菜の総菜を買うようにしています。
ヨーグルトも毎日買っています。
今日は地元メーカーが作った青汁ヨーグルトを食べました。
初めて見ましたが、甘くて栄養もあって、美味しかったです。
大阪にも売ってるかな。コーヒーが好きなので、美味しいコーヒーに出会うと嬉しいですね。
考えるとほとんどお店には入ってませんね。

荷物が重いです。
野宿セットが入っているので仕方がないです。
そのお陰で、宿代が浮いて助かっていますしね。
休憩所で休んでいる時に、本日2本目のバナナを食べようと思い、鞄を開けました。
まだ2本残っています。
これを食べると少し荷物が軽くなるはずです。
鞄からバナナを取り出そうとした時に、年配のご夫婦が近寄ってきて、
「荷物になりますが良ければどうぞ」
とパンを一つお接待して下さいました。
「有り難うございます」バナナを食べるのは止めて、パンを鞄に入れ、歩き出しました。
不思議なことに、先程よりパン一つ分、重くなっているはずなのですが、軽く感じるのです。
スイスイと歩きます。
しばらく行くと、梅干のお接待を頂きました。
食べると元気が出ます。
ちょっと寄り道。
赤岡町の絵金蔵へ。弁天座の向かいにあります。昔からこの辺りでは、祭りの日に、極彩色の芝居絵を、ロウソクの灯りで見たそうです。
有名な絵師が金蔵。略して絵金です。
贋作事件という面白い話があるのですが、それはいずれまた。

遍路道に戻って歩きます。
オランダ人夫婦がお遍路をしています。
二人は陶芸家。
英語で喋ります。
「私、4年前にオランダに行きましたよ」
「ほう」
「アムステルダム」
「おお、アムステルダム」
「ロッテルダム」
「おお」
「黒部ダム」
「……」
「冗談。スケベニンゲンにも行ったよ」
すると、オランダ人が日本語で、
「発音上手ですね」
そっちの方が上手いがな。
一人で歩き、九州青年に追い付いて、一緒に宿に泊まります。
素泊まり3500。
ネット無料なので、パソコンを借りて、ブログ更新。
キーボードの方が断然打ちやすいです。
顔が日焼けで火照っています。
九州青年と相部屋。
彼のいびきにもすっかり慣れました。


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14日目 寅さん地蔵 [土佐 修行の国]

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晴れ。
6時起床。
7時半出発。
宿屋を出るのは、私が一番最後。
いつもそう。

皆さんに教えて頂きました膝眼穴にお灸を据えます。
効きますように。

遍路ぼけという言葉があるそうです。
遍路に出るとボーっとしたり、物忘れが激しくなるそうです。

あら。
これ、昨日書きましたね。

今日は打ち戻りです。
打ち戻りというのは、お寺に参って、
また、同じ道を歩いて戻ることです。
ですから、宿屋に荷物を置いて、お寺に行けるのです。
実に楽です。
また、今日は山の上のお寺ですから、荷物があるのと、ないのとでは全然違います。

1キロばかり歩いてハッと気付きました。
杖がありません。
手ぶらで楽だなあと思っていたら、
大事な金剛杖を宿に置いてきました。
嗚呼。

遍路を始めて、丁度、二週間。
忘れたことはなかったですが、とうとう忘れました。
まあ、宿に忘れたので、また戻りますので、良かったと言えば良かったです。

山です。
登りはきついです。
杖があれば、楽なんですがね。

頂上からの景色が綺麗です。
山はしんどいですが、その後の景色が凄く美しいので、疲れが吹っ飛びます。

宿へ戻って、
お礼を言って、荷物を背負って、元気に出発します。

200メートル進んで、ハッと気が付きました。
「杖がない!」
困ったものですね。

宿に戻って、再出発です。

道端に、小さな小屋があって、みかんや野菜を100円ぐらいで売っています。
無人販売所。
こちらでは、良心市という名前です。
みかんは買いたいのですが、重いので買いません。
プチトマトがあったので、その場で買って食べました。
旅に出ると、野菜不足になりますので、こういうお店は嬉しいです。
安いし、美味しいです。

安芸にやって来ました。
春ですが、安芸(秋)です。

岩崎弥太郎の故郷です。
歩いていると、突然、携帯電話が鳴りました。
ラジオ出演の電話でした。

先週、笑福亭学光師匠が、
「また来週も頼むね」
と言って下さいましたが、すっかり忘れていました。
旅に出ると、曜日の感覚がなくなります。

電話でインタビュー。
楽しくお喋りさせて頂きました。
お遍路をしながら、仕事が出来る。
本当に有り難いことです。

道の駅で九州青年にばったり会います。
三日ぶりでしょうか。
嬉しいですね。
しばらく話をして歩きます。
遍路仲間のことを聞くと、
皆、前だったり、後ろだったり、
それぞれのペースで歩いているそうです。
一人よりも、
二人で歩いたほうが、時間が経つのが早いですね。

遍路道を外れたところに、寅さん地蔵があります。
九州青年と別れ、一人で見に行きます。
渥美清さんが亡くなって実現しなかった高知ロケ。
本当がこの辺りが次回作の舞台になる予定だったそうです。

歩きます。
酒蔵があります。
菊水です。
日本酒の甘いふくよかな香りがします。
実に良い匂いです。
酒蔵は昔ながらの建物です。
高知は雨風が多いので、
庇がたくさんある建物を作ったそうです。

また、九州青年と出会い、一緒に歩きます。
本日の泊まりは善根宿。

善根宿に向かう途中、三線を弾く女の子に会いました。
海に向かって稽古をしています。
私も海に向かって稽古をします。


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13日目 中岡慎太郎と岩崎弥太郎 [土佐 修行の国]

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遍路ぼけという言葉があるそうです。
遍路をしていると、ボーっとして、失敗や間違いがよくあるそうです。

今日も二回、道を間違えました。
大きく案内が出ているのに、間違ってしまうのです。
あるいは、
遍路は右と書いてある看板を見て、
「ああ、右だな」
と思って、左に曲がってしまうのです。

まさに遍路ぼけです。

今日は35キロの道のりです。
出来れば、一日に歩く距離は、25キロから30キロの間にしたいのですが、
今日頑張っておくと、明日がすごく楽になるので、今日は頑張る日です。

昨日、半日休んだので、体が回復しています。
調子が良いです。

張り切って、中岡慎太郎に会い行きます。
往復2キロ。
へっちゃらです。
海が綺麗です。
昨日までは大雨で荒れ狂う海しか見えなかったですから、
こんなに青い海だとは知りませんでした。

快調に歩きます。
吉良川の辺りは古民家が残っています。
風情があって良いです。
ある民家でのコンサートに胡弓の木場大輔さんの名前を発見。
以前、一緒に仕事をしたことがあります。
いろんな所で活躍していますね。

草花が綺麗。
もっと草花を知っていたら、
名前がわかるのですが、残念ながら知りません。

あるお遍路さんが、
「まむし草が綺麗でした」
と仰るのですが、その草がどんな草かわからないので、
目には入っているはずなのですが気付きません。

野鳥もそうです。
目の前にかわいらしい野鳥がたくさんやって来て、
「わあ、可愛いな」
と思うのですが、名前がわかりません。
ウグイスや、その他の可愛い野鳥をたくさん見ます。

中山峠を超えます。
国道を通ると楽なのに、なぜか峠道を行ってしまいます。
しんどい道です。
しかし、登った上からの景色が素晴らしい。
苦労して登った甲斐がありました。
綺麗な桜、その向こうの空と海。
空と海が、凄く綺麗です。
まさに、空海が素晴らしいです。

それからさらに歩き、二十三士墓を見て、
岩崎弥太郎の生家が7キロ先であるというのを確認して、
通り過ぎます。
さすがに7キロは行けないです。

土佐鶴の工場を通り過ぎ、宿屋へ到着。
一日、30キロ以上は止めておいた方が良いです。

35年、遍路宿をやっているという。
素泊まり4000円。
いかにも、遍路宿という感じです。
風情があり、嬉しくなります。

夜の7時になると、全員寝ています。
起きているのは、私だけ。
いかにも、遍路宿です。
ゆっくり休みます。

コメント有り難うございます。
いつも楽しみにしています。
膝眼穴の件は助かりました。
有り難うございました。
初めての方も、常連さんも、
遍路をされた方も、そうでない方も、
多くの方のコメントを楽しみにしています。 
何卒宜しくお願いします。


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速報!ラジオ出演 [土佐 修行の国]

本日、11:20頃より四国放送ラジオに出演します。
もうすぐです。

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12日目 室戸岬を目指して [土佐 修行の国]

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雨。
夜中何度か目を覚ましながら5時起床。
6時出発。
靴の中に新聞紙を入れていたが、ちょっと湿っている。
合羽も靴もゴアテックスなのですが、三日連続の雨で中まで染みてくる。
足が濡れて気持ち悪い。
昨日、無理して歩いたからか、太股が痛い。思うように足が上がらない。海を見ると、波が荒い。ザッパーンザッパーン。
打ち上げる波の音。
一歩一歩、歩く。
「室戸岬まであと14キロ」
の看板がある。
1キロぐらい歩くと、また、
「室戸岬まであと14キロ」
の看板。
さらに1キロ歩くと、また、
「室戸岬まであと14キロ」
いつになったら室戸岬に到着するのかな。
ちゃんと前に進んでいるはずだけど。
天気が良かったら、海が綺麗でしょうね。
大きな青年大師像。
水に濡れてズクズクになった靴で山に登る。
確実に足に豆が出来る。どうしようもない。
二十四最御崎寺。
鐘石があります。小石で叩くとキーンキーンと鐘のような音がなります。山から降りる。
中岡慎太郎像も近くにあるようだ。
車で2分の表示。
また明日にしよう。とりあえず宿へ。
今日も雨なので宿に泊まることにしました。
「うまめの木」という宿。
2食付きで6800円。
お風呂にゆっくり入って身体をマッサージ。
豆はやっぱり出来ていました。左に一個。右に二個。
風呂から上がって治療します。
慣れたものです。
最初に出来た豆は完治しました。

通しで歩こうという意気込みでやって来ても、途中で断念する方も多いらしい。
しかし、この室戸岬を越えた方は、大概最後まで歩き通すことが出来るそうです。

夜ご飯は、季節の天ぷらを海洋深層水の塩で、亀の手にマンボウの珍味、鰹のタタキ、焼き魚。
マンボウを食べたのは初めてです。
明日はサンバのリズムに乗って歩きます。
ウー、マンボウ。

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教えて下さい!膝眼穴 [土佐 修行の国]

毎日お灸をしています。三里とアキレス腱のちょっと上と膝の裏です。
よく効いているみたいです。
足の三里は一番でして頂き、跡が残っているので分かります。
膝眼穴の場所はどこでしょうか。
膝を曲げた時に、皿の四隅に出来る穴でしょうか。
携帯で検索しても場所が分かりません。
どなたか文章で教えて頂けましたら幸いです。

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11日目 歩いても歩いても歩いても [土佐 修行の国]

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5時半起床。
鯖大師ご住職の法話。
鯖大師の由来。
この辺りには、八つの山と八つの浜があったので、八坂八浜と言ったそうです。
お大師様が馬子に塩鯖を乞う。
馬子が断ると、大師が歌を詠む。
「大坂や八坂さか中鯖ひとつ大師にくれで馬のはら病む」
体の丈夫な馬が腹痛を起こして動けなくなる。
馬子が不思議に思い、大師に塩鯖をやると、
馬の腹痛が治まる。
これをご覧になった大師が歌を詠む。
「大坂や八坂さか中鯖ひとつ大師にくれて馬のはら止む」
お大師様が塩鯖を海に放つと鯖が泳いで海深くへと消えた。

出発前にご住職に今一度挨拶しようと、事務所を訪ねたが、御用があり、会えないとのこと。
残念に思いながら出発。
今日の行程は難しい。
雨だから是非宿に泊まりたい。
雨の野宿は避けたいです。
しかし、室戸岬までの道は宿や店がほとんどありません。
宿は20キロ先か40キロ先だけです。
20キロでは室戸岬を越えるのに3日掛かってしまいます。
先は長いし、あまりのんびりも出来ません。
かといって、40キロはまだ歩けそうにありません。
30キロぐらいに泊まりたいのですが、宿屋はなく、泊まるとすれば野宿です。
さあ難しい。
皆さんならどうされますか。

まあ兎にも角にも歩いてみます。
国道55線を進みます。
さて、トンネルです。
近くてつまらないのがトンネル。
遠回りで面白いのが遍路道。
いつもなら迷わず遍路道を行きますが、今日は先を急ぎますので、トンネルを進みます。
車の音がうるさく、排気ガスがこもっているので、やはりトンネルは苦手です。
すると、車が一台。キキーッと止まります。ヒョイと見ると、鯖大師のご住職じゃあありませんか!
「ご住職」
「気を付けて。頑張って」
有り難い言葉を掛けて頂きました。
いつものように遍路道を行ってたら会えなかったのですね。

大梅さんの奥さんに教えて頂いた「cafeふくなが」を発見。
このお店も遍路道を行っていたら見つけられなかったです。
コーヒーとお餅を頂きました。
有り難うございます。
しばらく歩いて、遍路小屋第一号を発見。
近畿大学の先生が企画した「遍路小屋プロジェクト」というのが。地元の方と協力して、個性的な形の遍路小屋を八十八ヶ所に作ろうというもの。これまで三ヶ所程の小屋で休憩させて頂きました。
ここがその第一号です。
屋根があって壁があって水道、水洗トイレがあります。机の上のクーラーボックスには新鮮なトマトが入っていました。
有り難く一つ頂きました。
旅に出ると野菜不足になりますのでここのトマトは嬉しかったですね。
さらに進むと、車がキキーッと止まって、
「南湖さんですか」
「はい」
「小西さんに聞いて、差し入れに来ました」
象さんと仰る方で、たま南湖二人会にも来て下さっているお客さんです。
「いまココ!」を見て歩いている位置が分かったようです。
これが初めて役に立ちました。
差し入れて下さったのはカロリーメイトや、SOYJOY、栄養ゼリーなど歩き遍路が喜ぶものばかりです。
象さん、小西さん、有り難うございました。
「喫茶ひこうせん」で
軽食とコーヒーを頂きました。
コーヒーが好きなので、旅先でも美味しいコーヒーが頂けるのは有り難いことです。
ノートパソコンも借りて、ちょこっとだけ誤字訂正などをしました。
徳島を無事に越え、高知に入ります。
高知は大きいです。
歩き続けます。
雨は段々激しくなります。
初めて30キロ以上歩きました。
暗くなってきましたが、宿や野宿出来そうな場所は見当たりません。
天気が良ければなんとかなりそうですが、どこもかしこも雨が吹き込んできます。
海沿いの風は強いです。
足が疲れて棒のようです。
その棒を取り外して杖にします。
そんな講談の一節を呟きながら歩き続けます。
元気のない時には義士討ち入りの場面が良いです。
雨の中、討ち入りの場面を声に出しながら歩き続けます。
暗くなる直前にようやく軒下を借り、すばやく寝袋の中に入りました。
なぜか野宿しようという日に限って、大雨です。

どこに泊まれば良かったのか、いまだに分かりません。
もう雨の日には野宿しないと思います。

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10日目 自宅講談会と鯖大師 [阿波 発心の国]

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もう10日も経ちました。早いですね。
アッという間です。

起きて、歩いて、寝るという実にシンプルな生活なのですが、毎日色んな出会いや、新しい発見があり、面白いです。

50日間も歩いて旅をするというのは、一生の内に何度もあることではなく、おそらく今回が最初で最後でしょうから、出来るだけ見て回りたいのですが、無理をしてはいけませんので、欲張らず、適当に力を抜きながら、歩きたいと思います。

7時半起床。
雨。
たっぷりの朝食とコーヒーを頂いて、出発。
大梅さんに車で山河内まで送って頂きます。昨日も車で先に進んだので、歩いたところまで戻ります。遍路道を戻るので、私の前にいる歩き遍路の様子を知ることが出来ます。
10人ぐらいが黙々と歩いています。
全員、男性でした。
ちょっとテンションが下がりました。
そんなこともないですけど……。
スタスタ歩きます。
九州青年が歩いているのも見えましたから、今日もどこかで会いそうです。
案の定、しばらく先の休憩所で九州青年に会いました。
昨日のテレビのことを喋り、私は先に出発しました。出発する時、
「前に10人の歩き遍路がいたよ」
「そうなんですか」
「全員、男性」
「聞きたくなかった」

歩いていると、
「昨日テレビに出てましたね」
と声を掛けて頂きました。

やがて、大梅さんの家に到着。
今日も大梅邸に荷物を置いているので身軽です。
足が慣れてきたのか、時速5キロのハイペースで歩きました。
大梅邸でオムライスを頂戴して、その後は自宅講談会です。
大梅さんの提案で急遽、講談会を行うことになりました。
近所の方がやってきて、賑やかな客席。
着物はないので、遍路姿で座布団に座って講談をします。
「出世の纏」の一席。

大梅邸を出て鯖大師まで歩きます。
大梅さんと別れる時、餞別を下さいました。
これだけお世話になっているのに、その上に餞別です。
感謝です。
有り難うございます。

国道を歩いているとよくトンネルにぶつかります。
で、トンネルの脇には、細い遍路道もあります。距離はトンネルの方が短いのですが、歩いて楽しいのは遍路道です。
急がないので遍路道を行きます。
山の中のけもの道を歩きます。ワラビが一杯生えています。あまり人が通らないのでしょうか。
山を抜けると海辺へ出ました。
風が吹く中、一人で歩きます。

「遍路」という字は、元は「辺路」だったそうです。
まさに辺路を歩いています。

鯖大師本坊へ到着。
お遍路には、八十八ヶ所とは他に別格二十ヶ所があります。
別格も合わせて百八ヶ所回られる方もいます。
鯖大師はこの別格の一つです。

へんろ会館に泊めて頂きます。綺麗な建物。
南陵の弟子の南湖と伝えていたのですが、部屋の前には「南陵様」と書かれいます。

師匠が昔、仕事でよく来ていた鯖大師。
毎年、鯖大師さんから師匠宅へ、季節になりますとすだちが送られてきていました。

そんなご縁があって、泊めて頂くことになりました。
改めて、師匠と鯖大師ご住職に感謝。
有り難うございます。

ご住職は歩き遍路を何度もされていて、遍路道には、よくご住職の札が下げられています。
苦しい中、この言葉に何度も励まされました。
「心を洗い 心を磨く 遍路道」
ご住職の言葉です。

「ご住職。今日で十日目です。足に豆が出来て、筋肉がパンパンに張っています」
「ここからがしんどいぞ」
「ええっ。これよりまだしんどいですか」

徳島は発心の道場。
高知は修行の道場。
愛媛は菩提の道場。
香川は涅槃の道場。
こう言うそうです。

徳島の次は修行ですから相当、厳しいのでしょう。

食事の後は地下に行きます。地下には広い空間が広がっており、四国八十八ヶ所、西国三十三ヶ所などのお砂踏みが出来ます。なんとインドのお砂踏みもあります。
やがて、お不動さんの前で護摩焚きが始まります。
闇の中に炎と煙が立ち上って、般若心経を唱えます。
これは凄いです。

是非、鯖大師の近くまで来たら、へんろ会館に泊まって、護摩焚きを体験して頂きたいと思います。
蛙の声を聞きながら、ゆっくりと眠ります。

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9日目 辻講釈とテレビ出演 [阿波 発心の国]

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晴れ。
6時起床。
大梅さんに車で送って頂き、阿波福井駅へ。
ここからスタート。8時40分。
昨日作って頂いた幟を持ってトコトコ。
休憩所で休んでいる九州青年とバッタリ出会う。
彼には、毎日会うなあ。
年の頃なら30ぐらい。会社を辞めて遍路に来ている。これが初めての旅だとか。喋っているとチョコチョコと博多弁が出ます。
ばってん(私もなぜか博多弁ですが)、一緒に歩いたことはありませんでした。

私がのんびりしている間に、九州青年が出発。私はその100メートルぐらい後ろを歩きます。
道が国道と県道に別れていて、国道の方が距離は少し近いのですが、車がビュンビュン走るので、歩き遍路なら、車がほとんど走らない県道の方が気楽に歩けます。
私は県道を行くつもりだったのですが、九州青年は国道を歩き始めています。
「いやいや県道の方がいいよ」
と思って、前に向かって手を振りながら、
「おーい」
と呼びました。
すると、対向車が私の横で止まりました。
いやいや、車じゃなくて、彼を止めたいのです。丁度、後ろから自転車乗りのお兄さんがやってきたので、前の九州青年を呼んで下さいと伝言をお願いしました。
伝言を聞いた彼が戻って来ます。
一方、止まった車からはおばちゃんが降りて来て、
「どうしたの?」
実はこれこれしかじか。「ああ、そうか。そら、県道の方がいいわ。金時芋食べるか」
お接待して下さいました。
この金時芋を後で食べたのですが、甘くてほくほくして美味しかったです。
有り難うございました。
九州青年と一緒に歩くことになりました。
お喋りしながら歩くのも楽しいですね。
わいわい喋りながら歩いていると、休憩所でお接待をしています。
コーヒーとおはぎを頂きました。
有り難いです。
お接待してください方にお会いすると嬉しいのですが、中には、
「遍路なんか止めて、仕事せい。早く嫁を貰って、子供を作れ」
などとおっしゃる方もいて、こういう方を「お節介」と呼んでいます。
おせったいとおせっかい。一字違いで大違いですね。

幟を持って歩いていると、結構、声を掛けて下さいます。
二十三番薬王寺は大きなお寺です。
遥か遠くからでもよく見えます。
この近所ではお遍路さんが通ると、手を合わせて拝む方が多いです。
信仰の厚い町ですね。
四国放送の東さんが私の歩く姿、参拝する様子を撮って下さいます。
納経所でご挨拶をしてから、門前で喋り始めます。
出羽島の坂本秀童さん夫妻がわざわざ来て下さいました。以前、無理をお願いして、謄写版で名刺を作って頂いたことがあります。
九州青年も聞いてくれています。

大阪のいつもの講談会は非常に恵まれた環境で講談が出来ます。
講談を聞きたいお客さんがわざわざ足を運んで、お金を払って聞いてくれます。
辻講釈は興味のない人々の足を止めなきゃあなりません。勉強になります。
一人のお客さんが同じ門前で売っている天津甘栗を買って、私に下さいました。
有り難いですね。
「赤穂義士伝」と「西行法師のお遍路」をたっぷり。
大きな拍手を頂きました。
有り難うございました。
為になる勉強が出来ました。
また一人でトコトコ歩きます。
向こうから美少女が歩いてきます。白装束は着ていませんが、大きなバックパックを背負って、顔が逞しく日焼けをしていますので、
「ひょっとしてお遍路?」
「はい」
「逆打ち?」
「はい。逆打ちです」
お遍路は、廻る順番は決まっていなくて、1番から88番に向かって順々に打ってもいいですし、イチローのファンだからという理由で51番から打ってもいいですし、88番から1番に向けて打っても構いません。決まりはないです。
1番から順に廻ることを順打ち、88番から逆に廻ることを逆打ち、イチローは右投げ左打ちです。
それは遍路と関係ないですが。
メジャーリーグと言えば、パイレーツの岩村選手が今年、車遍路をして、話題になっていましたね。
これは余談ですが。

まあ、1番から順々に打った方が、ちゃんとお遍路マークも付いてますし、廻り易いです。
美少女に聞きました。
「何で逆打ちなの?」
「ひねくれていますので」
実に明快な答えです。
久しぶりに女の子と喋ったので、楽しいから、もっと喋りたいのですが、逆打ちじゃあ一緒に歩けません。
ただ、彼女が逆打ちじゃなかったら会えませんでしたし、まあこの辺もお遍路の面白さですね。
山河内まで歩いて、大梅さんに車で家まで送って頂きます。
夜に四国放送「フォーカス徳島」で私のお遍路と辻講釈のことが紹介されました。
有り難いですね。

私のプロフィール欄に「上方講談界のプリンス」というキャッチコピーを書いています。ずっと前に徳島の小西さんが付けて下さって、面白いので、洒落でそのまま載せていまして、そろそろちゃんとしたキャッチコピーに変えた方がいいのですが、今日のニュースでアナウンサーの方が「上方講談界のプリンセス」と間違って紹介してしまって、笑いました。
ニュースの後でちゃんと、
「先程、プリンセスと申しましたが、プリンスの誤りでした」
と訂正されました。
ゆっくり眠ります。

コメント有り難うございます。
お一人お一人にお返事出来ないので、心苦しいのですが、ブログ更新だけで一時間程掛かりますので、どうかお許し下さい。
皆様のコメントが、書く原動力になりますので、これからも宜しくお願いします。


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