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10日目 自宅講談会と鯖大師 [阿波 発心の国]

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もう10日も経ちました。早いですね。
アッという間です。

起きて、歩いて、寝るという実にシンプルな生活なのですが、毎日色んな出会いや、新しい発見があり、面白いです。

50日間も歩いて旅をするというのは、一生の内に何度もあることではなく、おそらく今回が最初で最後でしょうから、出来るだけ見て回りたいのですが、無理をしてはいけませんので、欲張らず、適当に力を抜きながら、歩きたいと思います。

7時半起床。
雨。
たっぷりの朝食とコーヒーを頂いて、出発。
大梅さんに車で山河内まで送って頂きます。昨日も車で先に進んだので、歩いたところまで戻ります。遍路道を戻るので、私の前にいる歩き遍路の様子を知ることが出来ます。
10人ぐらいが黙々と歩いています。
全員、男性でした。
ちょっとテンションが下がりました。
そんなこともないですけど……。
スタスタ歩きます。
九州青年が歩いているのも見えましたから、今日もどこかで会いそうです。
案の定、しばらく先の休憩所で九州青年に会いました。
昨日のテレビのことを喋り、私は先に出発しました。出発する時、
「前に10人の歩き遍路がいたよ」
「そうなんですか」
「全員、男性」
「聞きたくなかった」

歩いていると、
「昨日テレビに出てましたね」
と声を掛けて頂きました。

やがて、大梅さんの家に到着。
今日も大梅邸に荷物を置いているので身軽です。
足が慣れてきたのか、時速5キロのハイペースで歩きました。
大梅邸でオムライスを頂戴して、その後は自宅講談会です。
大梅さんの提案で急遽、講談会を行うことになりました。
近所の方がやってきて、賑やかな客席。
着物はないので、遍路姿で座布団に座って講談をします。
「出世の纏」の一席。

大梅邸を出て鯖大師まで歩きます。
大梅さんと別れる時、餞別を下さいました。
これだけお世話になっているのに、その上に餞別です。
感謝です。
有り難うございます。

国道を歩いているとよくトンネルにぶつかります。
で、トンネルの脇には、細い遍路道もあります。距離はトンネルの方が短いのですが、歩いて楽しいのは遍路道です。
急がないので遍路道を行きます。
山の中のけもの道を歩きます。ワラビが一杯生えています。あまり人が通らないのでしょうか。
山を抜けると海辺へ出ました。
風が吹く中、一人で歩きます。

「遍路」という字は、元は「辺路」だったそうです。
まさに辺路を歩いています。

鯖大師本坊へ到着。
お遍路には、八十八ヶ所とは他に別格二十ヶ所があります。
別格も合わせて百八ヶ所回られる方もいます。
鯖大師はこの別格の一つです。

へんろ会館に泊めて頂きます。綺麗な建物。
南陵の弟子の南湖と伝えていたのですが、部屋の前には「南陵様」と書かれいます。

師匠が昔、仕事でよく来ていた鯖大師。
毎年、鯖大師さんから師匠宅へ、季節になりますとすだちが送られてきていました。

そんなご縁があって、泊めて頂くことになりました。
改めて、師匠と鯖大師ご住職に感謝。
有り難うございます。

ご住職は歩き遍路を何度もされていて、遍路道には、よくご住職の札が下げられています。
苦しい中、この言葉に何度も励まされました。
「心を洗い 心を磨く 遍路道」
ご住職の言葉です。

「ご住職。今日で十日目です。足に豆が出来て、筋肉がパンパンに張っています」
「ここからがしんどいぞ」
「ええっ。これよりまだしんどいですか」

徳島は発心の道場。
高知は修行の道場。
愛媛は菩提の道場。
香川は涅槃の道場。
こう言うそうです。

徳島の次は修行ですから相当、厳しいのでしょう。

食事の後は地下に行きます。地下には広い空間が広がっており、四国八十八ヶ所、西国三十三ヶ所などのお砂踏みが出来ます。なんとインドのお砂踏みもあります。
やがて、お不動さんの前で護摩焚きが始まります。
闇の中に炎と煙が立ち上って、般若心経を唱えます。
これは凄いです。

是非、鯖大師の近くまで来たら、へんろ会館に泊まって、護摩焚きを体験して頂きたいと思います。
蛙の声を聞きながら、ゆっくりと眠ります。

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9日目 辻講釈とテレビ出演 [阿波 発心の国]

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晴れ。
6時起床。
大梅さんに車で送って頂き、阿波福井駅へ。
ここからスタート。8時40分。
昨日作って頂いた幟を持ってトコトコ。
休憩所で休んでいる九州青年とバッタリ出会う。
彼には、毎日会うなあ。
年の頃なら30ぐらい。会社を辞めて遍路に来ている。これが初めての旅だとか。喋っているとチョコチョコと博多弁が出ます。
ばってん(私もなぜか博多弁ですが)、一緒に歩いたことはありませんでした。

私がのんびりしている間に、九州青年が出発。私はその100メートルぐらい後ろを歩きます。
道が国道と県道に別れていて、国道の方が距離は少し近いのですが、車がビュンビュン走るので、歩き遍路なら、車がほとんど走らない県道の方が気楽に歩けます。
私は県道を行くつもりだったのですが、九州青年は国道を歩き始めています。
「いやいや県道の方がいいよ」
と思って、前に向かって手を振りながら、
「おーい」
と呼びました。
すると、対向車が私の横で止まりました。
いやいや、車じゃなくて、彼を止めたいのです。丁度、後ろから自転車乗りのお兄さんがやってきたので、前の九州青年を呼んで下さいと伝言をお願いしました。
伝言を聞いた彼が戻って来ます。
一方、止まった車からはおばちゃんが降りて来て、
「どうしたの?」
実はこれこれしかじか。「ああ、そうか。そら、県道の方がいいわ。金時芋食べるか」
お接待して下さいました。
この金時芋を後で食べたのですが、甘くてほくほくして美味しかったです。
有り難うございました。
九州青年と一緒に歩くことになりました。
お喋りしながら歩くのも楽しいですね。
わいわい喋りながら歩いていると、休憩所でお接待をしています。
コーヒーとおはぎを頂きました。
有り難いです。
お接待してください方にお会いすると嬉しいのですが、中には、
「遍路なんか止めて、仕事せい。早く嫁を貰って、子供を作れ」
などとおっしゃる方もいて、こういう方を「お節介」と呼んでいます。
おせったいとおせっかい。一字違いで大違いですね。

幟を持って歩いていると、結構、声を掛けて下さいます。
二十三番薬王寺は大きなお寺です。
遥か遠くからでもよく見えます。
この近所ではお遍路さんが通ると、手を合わせて拝む方が多いです。
信仰の厚い町ですね。
四国放送の東さんが私の歩く姿、参拝する様子を撮って下さいます。
納経所でご挨拶をしてから、門前で喋り始めます。
出羽島の坂本秀童さん夫妻がわざわざ来て下さいました。以前、無理をお願いして、謄写版で名刺を作って頂いたことがあります。
九州青年も聞いてくれています。

大阪のいつもの講談会は非常に恵まれた環境で講談が出来ます。
講談を聞きたいお客さんがわざわざ足を運んで、お金を払って聞いてくれます。
辻講釈は興味のない人々の足を止めなきゃあなりません。勉強になります。
一人のお客さんが同じ門前で売っている天津甘栗を買って、私に下さいました。
有り難いですね。
「赤穂義士伝」と「西行法師のお遍路」をたっぷり。
大きな拍手を頂きました。
有り難うございました。
為になる勉強が出来ました。
また一人でトコトコ歩きます。
向こうから美少女が歩いてきます。白装束は着ていませんが、大きなバックパックを背負って、顔が逞しく日焼けをしていますので、
「ひょっとしてお遍路?」
「はい」
「逆打ち?」
「はい。逆打ちです」
お遍路は、廻る順番は決まっていなくて、1番から88番に向かって順々に打ってもいいですし、イチローのファンだからという理由で51番から打ってもいいですし、88番から1番に向けて打っても構いません。決まりはないです。
1番から順に廻ることを順打ち、88番から逆に廻ることを逆打ち、イチローは右投げ左打ちです。
それは遍路と関係ないですが。
メジャーリーグと言えば、パイレーツの岩村選手が今年、車遍路をして、話題になっていましたね。
これは余談ですが。

まあ、1番から順々に打った方が、ちゃんとお遍路マークも付いてますし、廻り易いです。
美少女に聞きました。
「何で逆打ちなの?」
「ひねくれていますので」
実に明快な答えです。
久しぶりに女の子と喋ったので、楽しいから、もっと喋りたいのですが、逆打ちじゃあ一緒に歩けません。
ただ、彼女が逆打ちじゃなかったら会えませんでしたし、まあこの辺もお遍路の面白さですね。
山河内まで歩いて、大梅さんに車で家まで送って頂きます。
夜に四国放送「フォーカス徳島」で私のお遍路と辻講釈のことが紹介されました。
有り難いですね。

私のプロフィール欄に「上方講談界のプリンス」というキャッチコピーを書いています。ずっと前に徳島の小西さんが付けて下さって、面白いので、洒落でそのまま載せていまして、そろそろちゃんとしたキャッチコピーに変えた方がいいのですが、今日のニュースでアナウンサーの方が「上方講談界のプリンセス」と間違って紹介してしまって、笑いました。
ニュースの後でちゃんと、
「先程、プリンセスと申しましたが、プリンスの誤りでした」
と訂正されました。
ゆっくり眠ります。

コメント有り難うございます。
お一人お一人にお返事出来ないので、心苦しいのですが、ブログ更新だけで一時間程掛かりますので、どうかお許し下さい。
皆様のコメントが、書く原動力になりますので、これからも宜しくお願いします。


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8日目 一週間が過ぎて [阿波 発心の国]

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ブログの左側にあるカレンダーが一日ずれていますね。一日少ないです。
文章の誤字脱字があればご指摘下さいね。
携帯では編集が出来ませんので、大阪に帰ってから直します。
何卒宜しくお願いします。

昨夜は軒下で寝ていたのですが、雨が吹き込んできたので、雨に濡れないように移動。
寝袋を包むカバーがありまして、これがあれば多少雨に濡れても大丈夫です。しかも、かなり暖かい。合羽着て寝ると暑いぐらいです。
パジャマは荷物になるので持って来ませんでした。
合羽が雨具兼防寒具兼寝間着です。
以前、善根宿に泊まった時は、寝袋カバーを付けなかったので、隙間風に震えましたが、ちゃんと付ければ、これからの季節どこで寝ても大丈夫です。

6時起床。
夜中何度か目を覚ます。寒いので寝袋から出にくい。
晴れ。
7時40分出発。
左膝が痛い。
ふくらはぎも痛い。
トコトコ歩く。
山登り。
二十一番太龍寺。
西の高野山と呼ばれています。
このお寺はちょっと雰囲気が違います。
空気が綺麗。
実に素晴らしいです。
本堂の奥に、お大師様の御廟があります。
天井絵の龍も見事です。参拝者もほとんどいません。
嬉しくなって大音声で般若心経を読みました。

お参りの作法が色々とあって、私の場合は大抵ちょこっと省略したり、ほとんど省略したり、まあ省略してばかりですが、唯一欠かさずやっているのが、この般若心経を読むことです。
一人で歩いていると余り喋らなくなってしまいます。
般若心経は大きな声で読み上げても構わないので一生懸命読んでいます。
上手くは読めません。いつも修羅場調になります。
でも大きな声を出すのは楽しいで、わずか266文字だけですが、これだけはやっています。

お参りを終えて、山を降ります。
左膝が痛いです。
途中、「道の駅200メートル」という看板が出ていました。
寄りたいのですが遍路道からちょっと外れます。
200メートルの往復で400メートル余分に歩くことになります。
近いと言えば近いですが、気分としては遠いです。
多分、地元の名物料理があると思うのですが、断念。
次の札所は左と書いてあったので、左に進みますむ。
1キロ進んだところで、先程の案内は車遍路用だと気が付きました。

遍路道には車遍路道と歩き遍路道があり、私は勿論歩き遍路道を行くのですが、「道の駅」のことを考えている内に、間違って車遍路道に入ってしまっていました。
往復2キロの遠回り。
こんなことなら素直に「道の駅」に寄ったら良かったです。
トコトコ歩きます。
最近、ずっと一人で歩いています。
一人歩きの女の子が四、五人いたはずなのですが、どこへ行ってしまったのでしょうか。

阿波福井駅に到着。
電車で移動。
毎年、たま南湖二人会でお世話になっている大梅さんが迎えに来て下さる。
本日の泊まりは大梅さんのお家。
大梅さんに、
「明日、薬王寺で辻講釈しているところを四国放送がニュースにして下さるので、何もないより、幟があった方が目立ってやり易いのですが、そのようなもの簡単に作れるでしょうか」
と急な相談をすると、早速、立派な幟をこしらえて下さいました。
書は大梅さんのお友達で、達筆の谷さんです。
幟は金剛杖に装着出来るようになっています。
これがあればいつでもどこでも辻講釈が出来ます。
本当に多くの方々のお世話になっています。
有り難うございます。
たっぷりのご飯を頂戴し、フカフカの布団で眠りました。


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速報!テレビ出演 [阿波 発心の国]

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お遍路と辻講釈の様子が、四国放送「フォーカス徳島」(18時16分~)で本日放送されます。
是非ご覧下さい。


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7日目 初めての野宿 [阿波 発心の国]

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晴れのち雷雨。
7時起床。
ぐっすり眠る。
焼きおにぎりとたっぷりのおかずとコーヒーを頂いて出発。
お昼のお弁当も作って下さいました。
有り難うございました。
駅まで送って頂き、電車に乗り、昨日歩いた立江駅に移動。
徳島の電車は一時間に一、二本です。駅で停車した時、「通過待ち8分」というのがよくあります。
駅で九州青年とイタリア人に会う。
それぞれのペースで歩く。
昨日打った立江寺に寄って、お参りをしてから本日スタート。
トコトコ歩く。
昼前に四国放送ラジオ「土曜生ワイド」に電話出演。
スタジオには笑福亭学光師匠。
いつも一人で歩いていると、喋る機会はあまりありません。
久しぶりのラジオで、嬉しくて一杯喋ってしまう。
さらにトコトコ歩いていると、
「南湖さんですか」
と声を掛けて頂く。
先程のラジオを聞いて、様子を見に来て下さいました。
七十過ぎの男性。ポン菓子と錦の納め札を頂戴致しました。
納め札は何種類かありまして、回った回数によって色が変わります。
柔道の帯みたいなものでしょうか。強くなると、白帯から黒帯に出世して行きます。
お遍路では初心者は白色です。それから緑色、赤色、五十回以上廻ると金色、百回以上になると錦の札になります。
この方は百回以上廻られています。
凄いですね。
しばらくお遍路のことを伺っていると、通りすがりの方がお遍路トークに加わってきます。
この方はお遍路道にマークを貼り付けて、お遍路さんが迷わないようにされているとか。
あのマークには何度も助けられました。
有り難いですね。

再び、歩き出します。
「ビッグひなまつり」というイベントをやっていて、道路沿いにお雛さんが沢山並んでいます。
軒下やトラックの荷台にも飾っています。
この辺りでは4月3日の節句まで飾っているそうです。

今日も遍路転がし。山登りです。
焼山寺に比べると大分楽です。
渓流に魚が泳いでいます。鮎でしょうか。
二十番鶴林寺。
大きな鶴が並んでいます。
今日の天気予報では夕方から雨となっていましたが、良い天気です。
山を登った後は下りです。
降り始めると右膝が痛い。足を曲げると痛みが走ります。決して走っていないのですが、痛みは走ります。
なんとか本日の宿泊地に到着。
さて、本日は念願の野宿です。その為に寝袋を担いでいるのです。
前回は大雨の為に断念しましたが、今日は綺麗に晴れています。
地元のお婆さんに許可を頂きました。
先客が一人。二周目区切り打ちの長髪兄さん。
後から九州青年もやって来ました。
彼は通し打ち。

一度で八十八ヶ所全部廻るのを通し打ちと言います。
一方、何回かに区切って廻ることを区切り打ちと言います。
私は通し打ちです。

今日は三人で野宿です。
夜ご飯は昼間コンビニで買ったアンパンです。アンパンを買うのは何年振りでしょうか。二十年はアンパンを買ってないと思います。今日はなぜか買いました。
疲れているので甘い物が欲しくなるのでしょうか。
三人で喋って、八時半には寝袋に入りました。
遍路の夜は早いです。
すると、風が激しくなってきて、ポツンと冷たい物が顔に当たりました。
身体は寝袋の中ですが、顔だけは出ています。
ザーッと雨が降って来ました。
ゴロゴロゴロゴロ。雷も鳴っています。
大丈夫でしょうか?
続きは明日。

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6日目 カモ南になったかも [阿波 発心の国]

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晴れ。
7時起床。
野菜たっぷりの朝食と自家製のお米、コーヒーを頂く。
小西さんのお母さんが十年前に廻った時の納経帳を見せて頂きながらお話を聞く。
朝の用意をする。
豆に消毒液を付けて、テーピングする。
豆が出来そうなところにもテーピングする。
日焼け止めを塗って、ノーズフィルターを装着。
花粉対策には鼻に塗る「鼻でブロック」とノーズフィルターの併用が一番です。
ノーズフィルターは一日使い切りタイプと二・三日使えるタイプがあって、どちらも三つで五百円です。
使い切りタイプはちょっと高いですが、フィルターが黒く全く目立ちません。
挨拶をしたり、普通に会話をしても、多分気が付きません。
二・三日タイプはフィルターが白く、良く見ると鼻に詰め物をしているのが分かります。
だから、フィルターが見えないように常に俯き加減になります。

筋肉痛に効く薬を塗って出発です。

小西さんに車で駅まで送って頂く。
駅にいた若い男性が、
「私も去年、八十八ヶ所廻ったんですよ。頑張って下さい」
と声を掛けて下さる。
有り難いですね。
府中から出発。8時50分。いつも通りゆっくりスタート。
今日は小西さん宅に荷物を置いているので身軽。肩が軽い。太股は痛いが快調に歩く。カモシカのようにスタスタと。カモシカ南湖。略してカモ南です。
十七番井戸寺。
弘法大師が錫杖で、井戸を掘ったので井戸寺。
十八番まで歩く。この道が辛かった。
歩く隣を車が排気ガスを出しながら、ビュンビュン走って行く。
今まで景色が綺麗で、空気の澄んだところを歩いてきたので、都会は苦手。
荒物屋ソラリスの前を通る。荒物屋らしくない店名。古本も売っている。徳島に来たら必ず寄りたいお店。今日はまだシャッターがしまっている。さらに歩いて徳島ラーメン「いのたに」で昼食。店を出る時に店員さんが、
「水筒やペットボトルにお水を詰めましょうか」
と言って下さる。
有り難い。
靴下を二枚持って来なかったので、徳島駅前でもう一枚購入。
さらに歩く。
すると、軽自動車に乗ったご婦人とお婆さん。おそらく親子でしょう。
車の窓開けて、手招きするので、近付くとつぶつぶオレンジジュースのお接待。
たまたま細い道ですれ違っただけなのに、ヒョイッと渡して下さる。
自然に手を合わせ礼をしている自分がいる。
グッと飲むと、急に元気になりました。
人間南湖に戻っていましたが、またカモ南に変身です。
それから気が遠くなる程歩く。
歩き遍路には全然合わない。皆、どこに行ってしまったのかなあ。
十八番恩山寺。
ここで、2日目から一番よく会う、九州から来た青年と会う。足を痛めたらしい。それでも膝サポーターを付けて、一歩一歩、歩いている。
十八番を出てからの遍路道は、今日これまでとガラッと変わりすごく良かった。竹林に陽が当たって美しい。
一日の締めに良い景色を味わいながら歩きました。
この辺りは源平合戦の時、源義経が大阪から船に乗って上陸した場所。
峠の先に敵がいるのを察した義経が、家来に弓の弦を張った弦張峠。そして、弦を巻いた弦巻峠があります。
十九番立江寺。
聖武天皇の勅命で光明皇后の安産祈願の為に建立された寺。
お京さんの髪もあった。
お京さんというのは、夫のある身でありながら、不義密通。四国遍路に出るのですが、この立江寺に来て、寺を出ようとした時に、髪の毛がどういう訳か吊り鐘に巻き付き、動けなくなってしまいました。

講談のような伝説が残っています。
実際に肉付きの毛も見ることが出来るのです。
今日はここで打ち止め。駅に行って電車移動。
小西邸で晩ご飯、ばら寿司を頂く。

まだまだ大丈夫。

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速報!辻講釈 [阿波 発心の国]

二十三番薬王寺ご住職に許可を頂きまして、門前で辻講釈が出来ることになりました。
江戸時代、盛んに行われていた辻講釈が、平成の世に復活します。
当日の様子は四国放送が取材に参ります。
お近くにお住まいの方は是非覗きに来て下さいね。

3月22日(月・祝)14時~15時


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5日目 歩いたり休んだり [阿波 発心の国]

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晴れのち雨。
6時半起床。
たっぷりの朝食を頂いて、8時出発。
皆さんは7時出発だったり、7時半出発。
ゆっくりスタートしてゆっくり歩きます。
今日はふくらはぎと左肩が痛い。
毎日違う場所が痛いのはなぜでしょうか。
昨日まで痛かったところは身体が痛みに慣れたのかな。
1時間歩いて休憩。
いつも1時間ごとに鞄を置いて、足に豆が出来ていないか、テーピングがずれていないか、チェックします。豆はマメにチェックしないといけません。
丁度、休憩したいと思っているところに、お遍路さん用の休憩所がありました。ヒョイッと見ると、
「お遍路さん。八朔です。ご自由に食べて下さい」
という文字。
有り難いですね。
食べると、甘くて酸っぱくて、水分もたっぷり元気が出ます。
またトコトコ歩く。
今日は緩やかな下り坂なので楽に歩けます。
しかし、こういう道こそ注意が必要。ゆっくり歩きます。
出発が遅いので、他のお遍路さんに全然会いません。一人でテクテク。
15時頃、休憩所に着くと、昨日同宿だったお遍路さんが休んでいる。
ここでお水を頂く。
十三番大日寺。
十四番常楽寺。
境内に岩石がむき出しになっていて一風変わっている。木の上にお大師さんが座っている。
奥の院にも行く。奥の院は参拝する人が少ないのでゆっくり出来る。
十五番国分寺。
雨が降ってくる。合羽を着て歩く。
納経の時間が7時から17時と決まっているので、急げば十七番まで行けるかなと思ったけど、無理はしません。
十六番観音寺。
ここで本日は打ち止め。府中駅まで歩く。府中と書いてコウと読む。これはなかなか読めない。
今晩お世話になる小西さんが迎えに来て下さる。
「あいあい温泉」へ。5日連続、温泉に入っています。肌がツルツルになっている。
温泉から上がって、小西邸へ。
カレーをご馳走になります。
有り難うございます。


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4日目 遍路転がし [阿波 発心の国]

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晴れ。
6時に起床。
寒い。
寝袋で寝たのですが、何度も寒さで目が覚める。
震えながら朝ご飯を食べる。
パンとバナナとヨーグルト。
7時に出発。
十一番藤井寺まで歩く。
どういう訳かスネの筋肉が全く痛くない。
あら、お灸が効いたのか。それとも連日の温泉が効いたのか。あるいは私が語り掛けながら揉んだからか。
単に痛みに慣れてしまったのかも分かりません。まあ、良かった良かった。
歩いている途中に「となりのトトロ」の絵が書いてあって、何気なく歌ったら、
「♪歩こう歩こう。私は元気。歩くの大好き~♪」
難所を目の前に控え、そこまで陽気じゃなかったので苦笑いしました。
十二番は有名な遍路転がし。
お遍路さんが転がってしまうような難所。
さて、登りますか。
100メートル上がっただけでくたびれてしまう。
山登りなんて何年ぶりか。
それでも一歩一歩、足を踏みしめ登っていく。
当たり前ですが足を一歩前に出せば、一歩分だけ前に進みます。歩いた分しか前に進ませんが、歩いた分は必ず前に進みます。
途中で「遍路転がし六分の一」という札が出ていて、
「もう六分の一も登ったのか。意外と焼山寺まで近いな」
と思いながらひたすら登る。
Tシャツと白衣の二枚だけしか着ていないのですが、歩いていると暑くなってくるので、これだけ薄着でも十分です。
ところが、今日は風がきつくて、しかも山なのでちょっと寒い。白衣を脱いで、Tシャツの上に長袖を着るのですが、しばらく歩くとまた暑くなって、また白衣を脱いで、長袖を脱いで、するとまた寒くなって……。その繰り返しでした。
「はあはあ」
荒い息を吐きながら、一歩一歩、登る。
こんなにしんどいのは久しぶりです。
しんどすぎて笑い出してしまう。
膝も笑っています。
中腹まで登った時に飴湯のお接待。
身も心も温まりました。遂に「遍路転がし六分の六」の札。
「やったー」
と思ったが、焼山寺にはまだ着かない。
「あれ。おかしいなあ」
しばらく歩くと「焼山寺まで2キロ」の文字。
遍路転がしの奥に、焼山寺があるのですね。
また一歩一歩、歩きます。
遂に焼山寺に到着。
汗を一杯かきました。
十年分の運動を一日でしました。
しかし、これから下りがある。
登るのもしんどいが下るのはもっとしんどい。
膝がガクガクする。
途中、衛門三郎の像がある。
この衛門三郎というのは、お遍路さんの中では非常に有名な方です。というのは、この方がお遍路の元祖と呼ばれています。

伊予の国に衛門三郎という強欲な豪族がありました。
子供は八人。
ある日、旅の僧が鉄鉢を手に持って、托鉢にきたのですが、衛門三郎は追い返してしまいます。
翌日もまたやって来たので、衛門三郎は僧の持っている鉄鉢を叩き落とすと、花弁のように八つに砕け散りました。
そして、僧の姿はスッと消えてしまう。
次の日から子供が一人ずつ亡くなり、八日目には全員亡くなってしまう。衛門三郎は、
「あの僧は四国にやって来ている空海に違いない」
と考え、これまでの悪行を反省して、遍路にでます。
空海に会って詫びたいと、グルグル廻りますが会えません。
二十周した時に、普通に廻っても会えないので、逆さに廻ることに致します。
そして、遂に空海と会った衛門三郎は詫びを言い、その場で亡くなりました。
亡骸を葬り、杖を墓代わりに大地に差すと、その杖は、後に立派な杉の木になりました。
その伝説の地には像が立っています。
さらに坂を下りて、今日の泊まりは格安善根宿「すだち館」。1泊2食付で3000円。
車で神山温泉に行く。
3日連続温泉に入っている。
四国温泉八十八ヶ所も回れそうな勢いです。
宿に昨日のメンバーが続々やって来て、賑やかな夕食。
そば米入りの味噌汁。
文旦、紅八朔も頂く。
四国に入って初めての柑橘類。
甘くて酸っぱくて凄く美味しい。
食べ物は旬のものが一番ですね。
ゆっくりと眠ります。

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速報!ラジオ出演 [阿波 発心の国]

明日3月20日(土)午前11時15分頃から、四国放送ラジオ(1269)に電話出演します。
お遍路のことを喋る予定です。
受信出来る方は聞いて下さいね。


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