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24日目 驚く一日 [土佐 修行の国]

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5時に目覚める。
空が次第に明るくなってきます。
寝袋からなかなか出られません。
寝袋がちょっと冷たいので、カバーを触って見ると、濡れています。
夜露か。
カバーと寝袋の間は結露で濡れている。
困ったものです。
寝袋を畳んで7時出発。
山道をスタスタ歩きます。
田んぼではカエルの合唱。
あちこちで田植えが始まっています。
大きなダム。
水量に圧倒されます。
ダムの上に橋があります。この橋が遍路道。橋の上は強風が吹いています。
こういう道は苦手です。ダムに落ちたら嫌なので、橋の真ん中を歩きます。幸い、あまり車は走っていませんし、時々通る車も、避けてくれるので安心です。
三原村はどぶろくが有名で、あちこちで自家製のどぶろくを売っています。
スタスタ歩きます。
すると、目の前、15メートル程先を、黒い毛虫の親玉みたいな身の丈15センチ程の物体がノソノソ道路を横切っています。毛虫にしては、大きくて素早い。
「な、何?」
側に走って確かめたいがお遍路はあんまり走れません。
荷物があるし、足が疲れています。
いつもの時速4キロで、例の物体の側に来た時には、すでに草むらの中に消えて、何者か確かめることが出来ません。
毛虫か、モグラか、ネズミか。あるいは、ツチノコかも分かりませんよ。
ツチノコに驚いていると、月亭遊方さんからメール。
「結婚しました」
ええっ。
世の中、ビックリすることばかりです。

とりあえず、荷物を下ろして一休み。
天気がいいので、車の通らない道に、寝袋を広げて乾かします。
寝袋は羽毛が入っていて、一度濡れると乾き難いのですが、今日の天気ならすぐに乾きます。
三十九番赤亀山延光寺。
亀が背中に鐘を背負っている像があります。
それを見ていると横からノソノソと本物の亀が歩いてきました。
ビックリ。
今日はよくビックリする日です。
亀の背中には桜の花びらが乗っています。
風流な亀ですね。
今日の宿はビジネスホテル。
今までは遍路宿中心でしたが、たまにはビジネスホテルもいいかなあと思って、泊まることにしました。
遍路宿の特徴は、夜も朝も早いことです。21時には皆さん寝ていますし、朝は6時には起き出します。
明日の天気は朝方が雨の予報ですから、ビジネスホテルでゆっくり雨が止むのを待ちます。
ホテルへ向かっていると、神戸の自転車少年が前からやって来ました。
「やあ、昨日は眠れた?」
「怖くてほとんど眠れなかったッス」
会話を交わして、別れます。
素泊まり4000円。
ビジネスホテルは、遍路宿のように洗濯機がないので、お風呂で身体を洗いながら、洗濯物を洗います。
久しぶりのベッドで眠ります。


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速報!ラジオ出演 [土佐 修行の国]

本日、21時30分頃より、四国放送ラジオの「BANG!BANG!REQUEST」に出演します。
愛媛南海放送(1116)にもネットされていますので、愛媛の方も聞けますよ。
生放送です。
ぜひお聞き下さい!
(野球の延長がなければ良いのですが………)


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23日目 星空の下で [土佐 修行の国]

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雨のち曇り
6時起床。
賑やかおじさんは4時半に出発していた。
早いなぁ。
7時半出発。
今日もトリです。
トコトコ歩く。
打ち戻りなので、これから足摺に向かう人に順々に会います。
15人以上。
ほとんどが中高年の男性。
次に多いのは中高年の夫婦連れ。
若者は少ないです。
一度通った道ですが、あまり覚えていません。
時々、覚えている建物を見付けるとホッとします。
私が道を間違えたA地点にやってきました。
丁度、向こうからやってきた方がいまして、アスファルトに進もうとします。遍路道の方が楽しいとお勧めしようとすると、外国人でした。
「通しですか?」
我ながら何という第一声なのかと思いますが、お遍路同士の会話はこんなものです。
「ノージャパニーズ」
はっきりしています。
話をするとドイツ人でした。
私の頭をしげしげ眺めて「オボウサン?」
思わず、
「そう(僧)です」
と答えそうになりました。小噺じゃないのだから。
遍路道を勧めて別れました。

トントンと歩いて、昨日、九州青年と出会ったスリーエフに戻ってきました。
スリーエフにはベンチが置いてあるので、お遍路に人気です。
ここでドリップ式のコーヒーを見付けました。
今までなぜこれに気が付かなかったのでしょう。
2カップで120円。
コンビニには熱々のお湯があります。
1カップで2杯分のコーヒーが飲めます。
コーヒーを飲むとホッとします。
ここでお弁当を食べていると同年代の女性に会いました。
彼女は区切り打ち。
土佐一ヶ国を廻るとのこと。
「昨日は何キロ歩いたの?」
「45キロの予定で」
「よ、45キロ。マラソンやん」
「ところが道を間違えて52キロ歩きました」
人それぞれです。
私は私のペースで歩きます。
本日は野宿の予定。
せっかく、重い野宿道具を担いでいるのだから、野宿しないと。
今日は野宿に適した場所が近くにあって、天気も良いです。
トイレも側にあり、ベストスポットです。
夕方に着き、暗くなる前に寝床の準備をします。
すると、神戸の自転車少年がやってきました。
彼とは太龍寺で会って、それからもちょいちょいすれ違っています。
ただ、歩きと自転車なのでペースが違いますのから、もう会うこともないと思っていました。
「なんでこんなとこにいんの?」
「自分、一旦用事で神戸に帰ってたんッス。また廻り始めまして。野宿ッスか」
「そう」
「自分、野宿したことないんッス」
「私はありんス」
「ここで一緒に野宿していいッスか」
「いいけど」
「野宿したいんッスけど、一人で野宿するの怖くて」
「ハハハ。すぐ慣れるよ。食料は?」
「ないッス。コンビニが5キロ先にありまして、そこにキャンプがあるんッス。そこで野宿したいんッスけど」
「したらいいやん」
「一人は怖くて」
「私は動かれんし」
「えー、どうしようかな」
散々迷いながらキャンプ場に向かって行きました。
私は寝袋に入ってゆっくり眠ります。

でも、野宿はどうしても眠りが浅くなりますね。ちょいちょい目覚めながら、もう大分寝たので朝かなと思って時計を見ると、23時でした。
「まだ23時か」
ノソノソと寝袋から出て、トイレに向かいます。
ヒョイッと夜空を見上げると満天の星空。
「わあ」
思わず声が出ます。
トイレから戻り、寝袋に入り、星空を眺めてながら、ゆっくり眠ります。
自転車少年もこの星空を見ているかな。

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22日目 追加 [土佐 修行の国]

誤字訂正、コメント、感謝です。
有り難うございます。

追加エピソード。
足摺岬から戻り、ご婦人が二人。軽装で足摺岬に向かっていました。
私とすれ違う時に、お一人が、
「あら、昨日の方かしら」
と仰いました。
私はその方の顔をパッと見て、昨日同宿だった方と違うなと思い、すぐさま、
「私と違いますよ」
と答えました。
すると、ご婦人は、
「失礼しました」
と仰って、そのまますれ違いました。
1キロばかりブラブラ歩いて、ハッと気付いたのです。
「私のことだ」
おそらく四国放送ラジオを聞いて下さったのでしょう。それらしい若者が歩いていたので、思わず、
「昨日の方かしら」
と仰ったのでしょう。道理で遍路の格好をしていないはずです。
「しまった」
と思いましたが、1キロも歩いていますのでどうすることも出来ません。
申し訳ないなあと思いながら、また1キロ程歩きました。
「待てよ。ラジオは昨日じゃなくて、一昨日だったよな。やっぱり私と違うやん」

まあそれだけのエピソードです。


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22日目 足をズリズリ [土佐 修行の国]

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晴れのち曇り。
6時起床。
7時半出発。
毎度、宿で最後に出発。
近頃は、
「今日もトリか」
と喜んでいます。
今日は三十八番に行って、またここへ打ち戻ってきて、三十九番を目指します。
明日の番も安宿に泊まろうと思ったのですが、満室で泊まれません。
明日は久々の野宿かな。
天気が良さそうなので楽しみです。
安宿に荷物を置かせて頂いて、出発。
スリーエフで食料を買い、コーヒー粉末に湯を注いでいると、九州青年がやってきた。
「久しぶり!足摺岬は行ってきた?」
「ええ。南湖さんは?」「これから行ってくる。速いね」
「ワープ使いましたから」
ワープとは交通機関のこと。彼は焼山寺の下り坂で足を痛めて、一度ワープを使っているので、ワープを使うことにそれ程抵抗はない。
私はまだ歩きにこだわっているので、ワープは使いません。
しばし近況報告をして、左右に分かれます。
今日は荷物がないので羽根が生えたよう。
スタスタ歩く。
打ち戻りの方とはあまり会わない。
天気が怪しくなってきた。
山中のアスファルト道路を歩いていると、古遍路道という看板。
仮にここをA地点としておきましょう。
ここから古遍路道では谷底に降りて行くようです。
あまりに急斜面だったので、アスファルト道路を選ぶことにしました。
これが大失敗。
行けども行けども、ぐにゃぐにゃ道は曲がりくねり、一向に前へ進みません。
おそらく谷底なら一本道で近かったのでしょう。
遍路道の方が、道は険しいけど、歩いて楽しい。結果的に距離も近いということがよくあります。「次からは必ず遍路道を選ぼう」
と思いながら、延々長いアスファルト道路を歩き続けました。
すると、また古遍路道という看板。
ここをB地点としましょう。
A地点での失敗を繰り返さない為に、遍路道を歩くことにしました。
谷底へ降りて、小川を越え、今度は登り坂。すぐにアスファルト道路に出ました。
「やはり遍路道は近いなあ」
と思いながら看板をよく見ると、なぜかA地点にいるのです。
狐につままれるとはこのことです。
一瞬、何が起こったのか分かりませんでした。
A地点からB地点までアスファルト道路で行き、B地点からA地点まで遍路道を通って戻ってしまったのです。
がっかりです。
そこにへたばってしまいました。
やがて立ち上がり、A地点からB地点まで遍路道を通って行きました。
遍路道の方が近かったと確認出来て良かったです。
その先、以布利という所に海遊館の研究所があります。
高知沖で捕獲されたジンベエザメは、まずここの水槽に入れて、慣れさせてから、大阪の海遊館に送るそうです。
オス、メス二匹のジンベエザメが広い水槽の中を悠々と泳いでいます。
見物客もほとんどおらず、じっくり観ることが出来ます。
穴場でした。
雨は降りませんでしたが風はきついです。足摺岬へ到着。
お遍路さんがお大師様の後を目指して、足を摺りながら、悪路を歩いたことから、足摺岬と呼ばれるようになったとか。
私も足をズリズリと摺って歩いてみました。
靴が傷むので止めておきます。
ジョン万次郎の銅像が立っています。
頭には小鳥が乗っています。
ジョン万次郎の話は波乱万丈ですこぶる面白いのです、それはまたいつの日か講釈で。
三十八番金剛福寺。
亀大師がいます。
納経所で、交通安全の御守りキーホルダーを頂きました。歩き遍路の方に渡しているようです。
足摺岬展望台に行きました。
180度の水平線というのは見たことがありますが、270度の水平線というのは初めて見ました。
これは凄いです。
ジョン万次郎もこの大パノラマを眺めていたのでしょうね。
地球が丸いことを確認して宿へ向かいます。
今日は善根宿。
素泊まり1000円。
実に立派な部屋。
薪で沸かした露天風呂に入ります。
湯船から眺める桜が綺麗です。
景色がよく見えるのは結構ですが、周りから、裸が丸見えです。
今日の同宿は汐浜荘で一緒だった賑やかおじさん。
この方ともよく一緒になります。
おじさんは、
「明日、早いから」
と18時に布団に入りました。
早いなぁ。
アジの姿寿司を食べて、私も早めに寝ます。


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特別企画!南湖インタビュー [土佐 修行の国]

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― こんにちは。
湖 こんにちは。
― 半分が経ちましたね。
湖 距離と予定日数はね。札所はまだ三十九番。
― 痩せましたか?
湖 体重は2キロしか減ってないよ。でも裸になったら凄い。脂肪が全然ない。それにふくらはぎの筋肉が凄い。スポーツマンみたい(笑)。
― 日焼けしましたね。
湖 焼けたよ。それがね、頭に手拭いを巻いてるから、おでこの上半分は真っ白。それより下が黒くなって、お面被っているみたい(笑)。
― 日焼け止めは?
湖 塗ってるんやけどね。朝塗って、おしまいやから、すぐに焼ける。
― 綺麗に焼けていますね。
湖 鰹のタタキみたいに言わんといて。
― 元気そうですね。
湖 そんなことないよ(笑)。しんどいって書いたら、弱音吐いてるみたいで嫌やから、ブログには書かへんけど、あちこち痛い。
― どの辺?
湖 全身(笑)。身体ボロボロよ。肩、腰、足。足も太もも、膝、ふくらはぎ、足首、足の裏、かかと。
― かかとまで!
湖 かかとも痛い。歩いてる姿、フラフラやもん。『止まったら死ぬんじゃ~』ってギャグがあるけど、あんな感じ(笑)。歩いている内は足の裏が麻痺してるのか、痛くないんやけど、一度止まってから、次に歩き出す時が痛くて痛くて。だから『止まったら死ぬんじゃ~』(笑)。
― 帰りたいですか?
湖 それはない。しんどくてしんどくてしんどいけど、楽しい。しんどいからこそ楽しい。楽な日なんて一日たりとも無かったけど、毎日楽しい。マラソンを見てると、ランナーは何であんなしんどいことをするんかなって思うけど、走ってる本人は『ランナーズ・ハイ』って言って凄く気持ち良いらしいね。それと同じで『ヘンローズ・ハイ』って言うのがあって(笑)、気持ちが良いのよ。
― 歩いてる時は何を考えているのですか?
湖 色々(笑)。ほんとに色んなこと。様々なことを頭で考えるんやけど、歩いていると五感に訴えかける情報が物凄くたくさんあって、例えば、桜が綺麗とか、ウグイスが鳴いたとか、ニラの臭いがするとか(笑)。いつもスーパー玉出でニラを買ってたんやけど、それが高知産で、『ここのニラか!』とか。そんな情報が頭に次々入ってくるから、考える内容もすぐに変わるし、三分前のことはもう覚えていない(笑)。だから、一日八時間歩いて、夜に振り返ってみると、歩いている間、何も考えてないような気がする。全く覚えてない。
― お参りはちゃんとやっていますか?
湖 そこそこちゃんとやってるよ。私の中では(笑)。山門で一礼、合掌。手、口清めて、鐘を突いて。鐘は積極的に突きたいんだけど、参拝客が突くの禁止のお寺もあるし、吊り鐘堂が見つからない時もある(笑)。帰りに見つけて、そこにあったかと地団駄踏んだり。帰りに突くのは戻り鐘と言ってよくないらしい。結果として、あんまり突けてないので悲しい。本堂へ行って、ロウソク、線香。これは時々省略するかな。人が多かったり、雨風が強かったりすると。百均で買ったライターがあんまり点かないのよ(笑)。一本百円じゃなくて、三本百円(笑)。でも、持ってきた線香を使い果たして、新たに買い足したから、やる意志はあるのよ。で、納め札を納めて、お祈りをして。
― どんなことを祈るんですか?
湖 お世話になった方々がたくさんいるでしょ。餞別頂いたり、道中お世話になったり、これまでの人生でも多くの方に世話になっているし、このブログでもコメントをしてくれたり、ブログ村のボタンをクリックしてくれたり。そういう方々の家内安全、心願成就、健康第一をお祈りしています。
― 多いですね。
湖 多いですよ(笑)。結構、長い。どんどん思い出して、人数増えてる。でもね、祈りは効くと思うよ(笑)。効くって言うたら変やけど、祈りは通じると思う。通じるから、祈りの道が現代まで続いて、残ってるんだと思う。
― 祈りは効きますか?
湖 効くと思う。この旅で知った、よく効く三つのもの。祈り、お灸、インドメタシン(笑)。
― ハハハ。インドメタシンって、あの筋肉痛の薬の。効きますか?
湖 これが一番効く(笑)。効果が分かりやすい(笑)。
― 自分のことは祈らないのですか?
湖 自分のことはあんまり祈らないね。自分のことより、皆さんのことを考えていますよ。自分のことは祈るんじゃなくて、実行するだけ。やるべきことをやるだけ。高座の上でね。
― なるほど。
湖 でもたまに祈るけどね(笑)。豆が治りますようにとか(笑)、荷物のバナナ、もうちょっと軽くなりませんかとか(笑)。
― 食べたらいいじゃないですか。
湖 そのバナナは明日の分なの。今日の分はもう食べたから、明日の食料として鞄の中に入れてるの。
― お祈りの後は何をするのですか?
湖 般若心経を読む。ほんとはその前後にも文言が色々あるんだけど全部省略。般若心経だけ。だけど、これだけは欠かさずやってる。
― 南陵先生も『声出す稽古には般若心経が良い』と仰ってたんですよね。
湖 よう知ってるね(笑)。そうそう。師匠がそう仰ってた。
― 般若心経は覚えましたか?
湖 十三文字ぐらい(笑)。
― ハハハ。たったそれだけ。欠かさずやってるのに。
湖 お経は見て読むのが正式らしい。浄瑠璃と一緒。覚えていても、見ながら読む。八十八ヶ所あるから、その内、覚えると思うけど。まあ、覚える気がないんやろね。
― 般若心経の後は何をするんですか?
湖 同じことを大師堂でやって、納経所で納経帳に納経して貰う。
― 農協?
湖 農協じゃなくて、納経。ノートにお寺の判子を押して貰って、サインをして貰うの。小学校の夏休みに毎朝ラジオ体操があったでしょ。参加したらカードに判子押して貰って。休まず参加したら、ノートや鉛筆が貰えるという。あれと一緒よ。
― 八十八ヶ所回ったらノートと鉛筆が貰えるんですか?
湖 何でやねん(笑)。
― もう半分過ぎましたから、後は楽勝ですね。
湖 そうはいかんよ。桂文太師匠が色紙によく書く言葉で、『百里往人九十九里半』というのがあって、まだまだ気を引き締めて、怪我のないように用心して歩かないと。
― 今後の予定は?
湖 10日(土)19時から、愛媛の久万高原の浄福寺さんで講談会をやらせて頂きます。ご住職がブログをご覧になって、メール頂き、お世話になることになりました。これもご縁ですね。
― 他には?
湖 道後温泉辺りで、一日だけ、何もしない日を作りたいね。休暇というか、まあ歩いている間、ずっと休暇と言えば休暇なんやけど(笑)。
― 最後に、ブログ読者の皆さんに一言。
湖 後半も引き続き、応援コメントや応援クリック、宜しくお願いします。なかなかお返事出来ませんが、有り難く読ませて頂いております。この記事のコメントに関しては、出来るだけ返信しようと思っていますので、何か質問があれば書いて下さいね。
後、郵便局を通じて、送金して下さる方もいて、非常に助かっています。有り難うございます。南湖にお接待がしてみたいという方がございましたら、南湖宛にメール(auone)を送って頂けましたら幸いです。何卒宜しくお願いします。
― 本日は忙しい中、有り難うございました。
湖 有り難うございました。

(聞き手&撮影・南湖)


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21日目 鳴門金時キャラメルと上方書生節協会 [土佐 修行の国]

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晴れ。
6時起床。
7時出発。
それでも出発は一番最後。皆さん、早すぎます。
テクテク歩く。
歩き出しは快調なので、ついついスピードを出してしまいがちです。
意識してゆっくり歩きます。
道脇に厩舎があります。
お遍路の女の子が馬と戯れています。
富山の女の子で二十二、三歳。
先日、フラフラになりながら歩いていた女の子。
昨日は同宿でしたが、私は部屋に引きこもっていたので、ほとんど喋っていません。
しばらく歩いて、休憩していると、女の子が追い付いて来ました。
馬が好きとのこと。
見るのも食べるのも好きとのこと。
高知には鯨の町が多く、あちこちにホエールウォッチングの看板があります。
私は、鯨は見るより食べる方が好きです。

女の子は一日30から35キロ歩くそうです。
私は25から30キロ。
全然ペースが違います。
私はゆっくり歩きます。
今日の朝はスナックパン2本だけだったので、力があまり出ません。
「何か食べ物無かったかな」
考えると、鞄の奥にキャラメルが入っているのを思い出しました。
確か、すだち館で頂いたキャラメル一箱。
鳴門金時キャラメルです。
食べるとサツマイモの味がして美味しい。
一気に四個食べました。
でも、まだ10個残っています。
大事に食べよう。

ずっと歩いて4時間。
ようやく店がありました。
大好き「スリーエフ」です。
昨日、お接待のお茶を頂きました。
お腹が減っていたので鶏弁当と蒸しパンと野菜ジュースとインスタントコーヒー。コンビニはお湯があるので、インスタントコーヒーが飲めます。こっちの方が缶コーヒーより安くて、熱々の香り高いコーヒーが飲めます。
レジに持って行くと、何とお接待のお茶がありませんでした。

人間というのは不思議なものですね。
最初、お接待に感激し、
次に、お接待に慣れ、
最後に、お接待がないと不足に思う。

コンビニに過去百回以上行っていますが、お茶のサービスなんて昨日が初めて。たった一回だけです。
しかし、今日もお茶が貰えると期待してしまうのですね。
反省。

お弁当を食べていると、四国放送ラジオから電話。
毎週、定期的に出番を頂けるようで、有り難いです。
南国のこと。
龍馬の懐手のこと。
あいうえお作文か行。
洗濯物が2セットしかないから、乾かない時は、鞄にくくりつけて、歩きながら乾かしていること。
出番の後、四万十川を越えます。
大きな川。
風がビュービュー吹いています。
川を越え、山を越え、トンネルを抜け、宿に到着。
宿の名前は「安宿」。
ヤスヤドではなく、アンシュクと読みます。
薪で焚いたお風呂に入ります。
札幌おじさんも同宿。
「南湖さん、新聞読んだ?」
「いえ、読んでいません」
「高知新聞に兄弟子が載ってるよ。この新聞、どうぞ差し上げます」
「有り難うございます」
「講釈師は色んなことをするんだね」
見ると、上方書生節協会の記事でした。
兄弟子、南海さんが取り上げられています。
バイオリンを弾いたり、お遍路したり、色んなことをしてますね。
この新聞は大事に取っておきます。
雨の日用に。

1泊2食付き6000円。
久々に宿の料理を頂きました。
ハマチの刺身に醤油を付けて食べるのですが、醤油にみかんを絞ります。
魚の臭みが消えて美味しいです。
ゆっくり眠ります。
明日は足摺岬。

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20日目 カロリーメイトの夜 [土佐 修行の国]

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曇りのち晴れ

夢の話。
たま南湖二人会の楽屋。
もうすぐ出番。
お客さんは満員。
「あれ。この会ってお遍路終わってからじゃなかったかな。遍路の途中やったかな。えっーと、ネタは。ええっ。もう出番。扇子と手拭いと金剛杖と。……杖はいらんな」
とうろたえながら7時起床。
8時半出発。
昨日の天気予報では今日は雨でした。
ところが、昨晩、雨が降り続けて、今日は降らない模様。

宿に10人ぐらいのお遍路さんが泊まっていましたが、いつも通り最後に出発。
テクテク歩く。
曇り空。
遠くの方で雷が鳴っている。
曇りと雨とは大違い。
このまま降らずにいてくれたら非常に助かります。
歩いていると、道路工事の仕事をしている方々とよく会いますが、挨拶をすれば、気持ち良く返してくれますし、時には、道を教えてくれたり、今日は、
「降らなくて良かったですね。頑張って下さい」
なんて声を掛けて頂きました。
嬉しいですね。
1時間程歩いて、荷物を下ろして、10分程休憩。
休憩の間は、豆のチェック、テーピング貼り替え、お灸、筋肉痛の薬を塗る、道のり確認、等々。
結構忙しい。
コンビニ「スリーエフ」で昼食、夕食の買い物。すると、レジのお姉さんが、
「お遍路さん、これ飲んで下さい」
と言って、500ミリのペットボトルのお茶をお接待して下さいました。
有り難うございます。
四国のコンビニは凄いですね。
ちなみに、頂いたのはサンガリアのお茶でした。
今日も札幌おじさんと一緒に歩いたり、前になったり、後ろになったりしながら、歩きました。
9時間で30キロ。
歩けるようになったものです。

素泊まり3000円。
安い。
周りに4軒の民宿があるのですが、どれもこの料金です。
1軒が下げると、同じように下げないと、お客さんが入らないからでしょうね。
基本料金が安いので、洗濯機、乾燥機、暖房器具はそれぞれ100円です。
テレビは無料。
でも、テレビは見ないので世間で何が起こっているのか知りません。
タイガースが強いのは知っています。
雨が降った日は、靴を乾かす為に、靴の中に古新聞を丸めて詰めます。
すると、翌日には靴が乾きます。
その古新聞でタイガースが調子が良いことを知りました。
今はどうなっているか知りません。

お風呂に浸かって、部屋で一人夕食。
今日の夕食はカロリーメイト、チーズ味。
ボリボリ。
ポロポロ。
夜は冷えます。
かなら寒いです。
暖房器具は2時間100円。
服を着込みます。
食堂の方からお遍路さんの笑い声が聞こえてきます。
食事をしながら、遍路話に花を咲かているのでしょうね。
私だけが素泊まりです。
カロリーメイトを持って食堂に行く勇気はありません。
ボリボリ。
ポロポロ。
カロリーメイトはよくこぼれます。
ボリボリ。
ポロポロ。
サンガリアのお茶を飲みます。
有り難う、スリーエフ。ボリボリ。
ポロポロ。
とりあえず、暖房器具のスイッチを入れます。
100円、チャリン。
……あったかい。
ボリボリ。
ポロポロ。

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19日目 添蚯蚓とマリリン・モンロー [土佐 修行の国]

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雨。
7時起床。
8時半出発。
合羽を来て、鞄にはレインカバー。
レインカバーに防水スプレーをしていないので、すぐに鞄の中に雨が染み込みます。
添蚯蚓(そえみみず)峠を登ります。
みみずのようにグニャグニャ曲がっている山道です。
登り口でお婆さんが、傘を差しながら、寄ってきて、
「国道を歩くより、こういう古くからの遍路道を歩いた方が、お四国に来た甲斐があるというものです」
と言いながら、お茶、お菓子、小物入れのお接待。
有り難うございます。
山道を歩いていると、蟹が一匹。
そういえば、前に蟹に注意の標識を見ましたね。合羽のフードを頭から被って歩きます。
景色があまり見えない。峠に登り、一休み。
水墨画のような風景。
親指が痛い。また豆が出来たようです。
親指の腹に豆が出来て、いつもなら丁寧に処理するのですが、面倒だったので、水ぶくれを十文字に切って、水を抜きました。
親指に白いチューリップが咲いたようになっています。
今回、その同じところに豆が出来ました。
また、十文字に切って、水を抜くと、今度は薔薇のようになりました。
豆の花ですね。

今晩は無料宿泊所に泊まろうと思っていましたが、雨で身体が冷えました。
無料宿泊所には風呂も暖房器具もありませんから、風邪を引くかも分かりません。
今日も宿に泊まろう。
峠を降りると、札幌のおじさんに会いました。
この方もよく一緒になります。
年の頃なら六十過ぎ。ほっそりとした紳士です。
九州青年の次によく会う方です。
聞けば、九州青年が一番を打つ、前の日の晩、この札幌おじさんと一緒の宿になったそうです。
札幌おじさんは歩くのが速いので、先に行ってたのですが、途中で腰を痛めて休養し、我々が追い付きました。
薬王寺での辻講釈も聞いて下さって、テレビのインタビューで、
「辻講釈が聞けて良かったです」
と答えていたのは、この方です。
「南湖さん。身体冷えたでしょう。うどんお接待するよ」「いえいえ、申し訳ないです」「薬王寺でただで講釈聞かせて貰ったから」「有り難うございます」
うどんを食べて、ホッと人心地がつきました。
三十七番岩本寺。
天井に描かれた五百枚以上の絵が有名。
なぜかマリリン・モンローもいます。
雨の中、お参り。
スーパーでパンを買って、「まるか旅館」へ。
素泊まり4500。
札幌おじさんもこの宿です。
宿に向かう途中、フラフラになりながら歩いているお遍路の女の子がいました。
宿で、お風呂に入って、ゆっくりし、布団に入って眠ります。

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速報!ラジオ出演 [土佐 修行の国]

今週もラジオ出演致します。
有り難いですね。
本日、午前11時前後、いつもの四国放送です。
ぜひ聞いて下さいね。

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